VDI監視は、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)のさまざまな指標を監視し、エンドユーザーの体験の質と生産性を担保するためのプロセスです。
Site24x7のVDI監視機能はさまざまなベンダーのVDIを監視し、継続的な可用性と最適なパフォーマンスを確保します。すべての仮想デスクトップ、ハイパーバイザー、ネットワーク、その他のインフラストラクチャを1つのコンソールで管理でき、一般的なVDIの監視だけでなく、DaaS(Desktop as a Service)の監視にも対応しています。
仮想デスクトップは、サーバ上に構成された、OSとアプリケーションを含む仮想的なデスクトップ環境です。物理ハードウェアから分離されているため、ユーザーは安全なネットワークを介してアプリケーションにリモートからアクセスできます。この仮想デスクトップサービスのバックエンドとなっているのは、AWSやAzureなどのベンダーが運営するデータセンタや自社のデータセンタでホストされているサーバ群(ホストプールまたはデスクトッププール)です。デスクトップの仮想化にはコンピューティング、ネットワーク、ストレージに関する課題が伴い、これらの課題に対処するためには、リソースとインフラストラクチャを徹底的に監視する必要があります。VDIを監視する主な目的は以下の通りです。
Site24x7のVDI監視機能は、仮想化されたリモートデスクトップとアプリケーションのパフォーマンスをエンドツーエンドで可視化します。Site24x7は以下のVDIサービスをサポートしています。
Site24x7のVDI監視機能は、Windows Virtual Desktop環境におけるセッションの使用状況、ホストプール内のホストの健全性、すべてのホストの重要なシステムメトリクス(CPU、メモリ、ディスクの読み取り/書き込みなど)をリアルタイムで把握します。セッションホストの可用性とセッションの使用状況を追跡することで、ホストプール全体の健全性を把握し、リソースとアクティビティログを監視することで、ホストプールがどのように使用されているかを理解します。
また、AIベースの異常検知フレームワークにより、重要な指標に関するスパイク(異常値)を検出することが可能。ITオートメーション機能で検出したパフォーマンスの問題を自動で解決することもできます。
設定したしきい値を超える度に、SMS・Eメール・電話・プッシュ通知・RSSフィードを介してアラートを受け取れます。
事前に自動化プロファイルを作成し、インフラストラクチャによって引き起こされる既知の問題に対処する、能動的な監視を実現します。
Slack、Microsoft Teams、Jira、ConnectWiseなどの主要なコラボレーションツールと統合し、必要に応じてアラートをカスタマイズできます。
MySQL、Apache、Nagiosなどの拡張プラグインを使用できるほか、必要に応じて重要な属性を監視する独自のプラグインを作成できます。
Android/iOSアプリを利用可能。外出先からインフラストラクチャを監視し、どこからでもリソースのステータス画面にアクセスできます。
カスタムレポート、ダッシュボード、NOCビュー、ビジネスビューを作成します。VDIのパフォーマンスに影響を与える主要なメトリクスをハイライトして表示します。