VMwareスナップショットの監視をツールで簡単に

VMwareスナップショットの監視は、個々のスナップショットの経過年数とサイズ、関連するデータストアへの影響などをトラッキングすることで、仮想マシン (VM) のパフォーマンスが低下する問題を回避するためのプロセスです。

AIを搭載したSite24x7のスナップショット監視機能を活用することで、管理者はスナップショットの増加傾向を把握、リソースの競合を回避し、VMwareのスペース要件を効果的に管理できます。

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vmware スナップショット監視バナー

VMwareスナップショット監視の重要性

VMwareのスナップショットはバックアッププロセスに際して重要な役割を担っていますが、頻繁に作成し続けるとディスクの負荷を増大させます。最終的にデータストアの容量がいっぱいになり、システムが追加のスナップショットを書き込んだり、コミットしたりすることができなくなり、仮想マシンのパフォーマンス低下や障害などの問題につながる可能性があります。そのため、スナップショットはVMの動作が遅いときに最初に確認すべきポイントのひとつです。

スナップショットを監視すべき理由は以下の通りです。

  • VMの障害を回避するため

    スナップショットとVMディスク(VMDK)ファイルは、データストアのスペースを圧迫し、データストアとVMのパフォーマンスの問題や障害を引き起こす可能性があります。

  • ディスク競合を回避するため

    スナップショットはすぐにサイズが大きくなり、障害や容量の問題につながります。また、ディスクストレージの競合を引き起こす事もあります。

  • VMの容量を確保するため

    VM内のスナップショット数が増加すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。さらに、関連しあうデータストアや同じデータストアの一部のVMにも影響を与える可能性があります。

  • リソース割り当てを適切に計画するため

    リソース不足への対応としてゲストファイルシステムの停止を計画する前に、VM内のスナップショットの容量を削減することを優先した方がよいケースが少なくありません。

VMwareスナップショット監視ツールでVM容量を管理

スナップショット領域のメトリックを監視して、古くなったスナップショットや不要なスナップショットを削除すれば、データストアの容量を解放できます。Site24x7なら、データストアのスナップショットを自動的に監視対象として追加し、リアルタイムでトラッキングできます。保存されているスナップショットファイルの生成頻度と数を把握して、リソースの割り当て計画に活用することも可能です。

スナップショットモニターの階層の可視化と容量の分割

Site24x7はVMとスナップショットの階層を可視化しますので、どのスナップショットがどのVMの下にあるのかを簡単に把握することができます。各VM別にスナップショットの容量分割チャートを見ることも可能です。これにより、VM容量の何パーセントがスナップショットによって占有されているかを知ることができます。

AIを使用してスナップショット領域の要件を予測

Site24x7のAIを活用した洞察により、将来的にスナップショットがデータストアの容量を占めるであろう割合を予測します。これらの予測は、データストアがいつ一杯になるかを評価し、ディスクリソースの競合を回避するのに役立ちます。管理者は予測データを活用して、古いVMDKファイルを消去したり、リソースを追加したりといった対策を講じる事ができます。

スナップショットの増加率を把握

Site24x7によってスナップショットが時間と共に増加する際の傾向を監視できます。これにより異常なピークを分析し、古いスナップショットや未使用のスナップショット、サイズの大きいスナップショットを削除して、無駄な容量を削減できます。Site24x7のレポート画面では、VMごとのスナップショット数とスナップショットが特定のVMでどれだけの領域を占めているかのデータも表示できます。

スナップショットのサイズと経過年数によるVMの識別

Site24x7はスナップショットのサイズと経過年数に基づいて上位のVMを特定します。スナップショットによって肥大化したVMは、パフォーマンスが低下する可能性があります。管理者はSite24x7によって特定された上位のVMの状態を重点的に確認することで問題を予見し、定期的に領域をクリアしたりスナップショットを統合したりといった事前の対策を講じやすくなります。

アラートを受信してスナップショットを管理

Site24x7はデータストアごとにスナップショットの経過年数、サイズ、数などのパフォーマンスメトリクスに設けた任意のしきい値に対するアラート設定に対応しています。これによってアラートを受け取った管理者はしきい値に達したスナップショットのパフォーマンスが低下する前に、必要な対策を講じる事ができます。アラートの受信手段は電子メール、SMS、音声通話、プッシュ通知、RSSフィード等の中から選択できます。