VMwareスナップショット監視の重要性
VMwareのスナップショットはバックアッププロセスに際して重要な役割を担っていますが、頻繁に作成し続けるとディスクの負荷を増大させます。最終的にデータストアの容量がいっぱいになり、システムが追加のスナップショットを書き込んだり、コミットしたりすることができなくなり、仮想マシンのパフォーマンス低下や障害などの問題につながる可能性があります。そのため、スナップショットはVMの動作が遅いときに最初に確認すべきポイントのひとつです。
スナップショットを監視すべき理由は以下の通りです。
VMの障害を回避するため
スナップショットとVMディスク(VMDK)ファイルは、データストアのスペースを圧迫し、データストアとVMのパフォーマンスの問題や障害を引き起こす可能性があります。ディスク競合を回避するため
スナップショットはすぐにサイズが大きくなり、障害や容量の問題につながります。また、ディスクストレージの競合を引き起こす事もあります。VMの容量を確保するため
VM内のスナップショット数が増加すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。さらに、関連しあうデータストアや同じデータストアの一部のVMにも影響を与える可能性があります。リソース割り当てを適切に計画するため
リソース不足への対応としてゲストファイルシステムの停止を計画する前に、VM内のスナップショットの容量を削減することを優先した方がよいケースが少なくありません。
VMwareスナップショット監視ツールでVM容量を管理
スナップショット領域のメトリックを監視して、古くなったスナップショットや不要なスナップショットを削除すれば、データストアの容量を解放できます。Site24x7なら、データストアのスナップショットを自動的に監視対象として追加し、リアルタイムでトラッキングできます。保存されているスナップショットファイルの生成頻度と数を把握して、リソースの割り当て計画に活用することも可能です。