sFlowとは？
sFlow（Sampled Flow）は、ルーターやスイッチなどのネットワークデバイスで生成されるトラフィックデータを監視するためのパケットサンプリング技術です。N番目のパケットやインターフェイスごとのランダムサンプルをキャプチャすることで、トラフィックデータを効率的に取得します。sFlowはCisco社開発のNetFlowとは異なり、標準化されたオープンスタンダードの技術です。Brocade、Dell、Alcatel、Allied Telesis、D-Link、Fortigate、Huawei、Hitachi、HPなどのベンダーがsFlowをサポートしています。また、NetFlowはIPトラフィックのみ監視可能ですが、sFlowはレイヤー2のトラフィックも監視できます。
Site24x7のオンプレミスポーラーはsFlowコレクターとして機能し、sFlowトラフィック分析機能によって生データを処理して、直感的で分かりやすい形式でトラフィックデータを表示します。
sFlowを監視してネットワークトラフィックと帯域幅を管理・分析
帯域幅を占有するトラフィック生成元を特定
Site24x7のsFlow監視機能は、ネットワーク内のトラフィックと帯域幅の使用状況を監視し、使用率上位のデバイスとインターフェイスを健全性ダッシュボードに表示します。また、特定のアプリケーション、ポート、プロトコルが生成したトラフィックを分析し、最も多くのトラフィックを生成しているトップユーザーを特定することも可能です。
潜在的な問題を特定して対処
Site24x7はネットワークのトラフィック、帯域幅、パケットデータの状況をグラフやダッシュボードで可視化し、異常や望ましくないピークを分かりやすく表示します。管理者は今後同様の問題が発生しないように、すべての主要なメトリクスに対してデバイスやインターフェイスレベルでしきい値を設定することができます。
テンプレートを使用してトラフィックソースを分類
Site24x7は事前定義されたアプリケーションテンプレートとDSCP（Differentiated Services Code Point）テンプレートをデフォルトで提供しており、これらのテンプレートを使用して、アプリケーションやポートごとのネットワークトラフィックを分類します。管理者は分類されたトラフィックの統計情報を閲覧するだけで、転送されたデータの重要性を理解することができます。
監視データを分析してネットワークの遅延を解消
Site24x7はsFlowの監視データを直観的に理解しやすいチャート、ダッシュボード、レポートにまとめて提供します。管理者は監視データをもとにNetFlowおよびsFlowデバイスのパフォーマンスを比較し、帯域幅の占有やネットワークの遅延の根本原因を分析できます。また、しきい値を設定してアラートを受信することで、ビジネスに影響が出る前に問題に対処可能です。
Site24x7は、さまざまな監視情報をクラウド上で提供
