SAP HANAの監視をツールで簡単に。インメモリーデ-タベースを低コストでモニタリング

Site24x7は、SAP HANA監視プラグインにより、SAP HANAデータベースの可用性とパフォーマンスを可視化します。主要なメトリクスを監視し、SAP HANAデータベースの健全性を確認することで、管理者はエンドユーザーに影響が出る前に問題を検出し、迅速に対処することができます。

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SAP HANAとは?

SAP HANA(High-performance ANalytic Appliance)はドイツのソフトウェア企業であるSAP社が開発したマルチモデルデータベースです。データをディスクに保存せずに、カラム(列)単位でメモリに保存する、カラム指向型のインメモリデータベース設計を採用しています。この独自の設計により、SAP HANAは他のデータベース管理システムよりもはるかに高速に大量のデータを処理し、クエリを実行し、リアルタイムで高度なデータ分析を提供します。

SAP HANAデータベースのパフォーマンスを監視

Site24x7のSAP HANA監視機能は、SAP HANAデータベースサーバーの健全性を監視し、問題やボトルネックを早期に検出します。重要なメトリクスをダッシュボードで一括表示し、検出した問題を即時アラートで迅速に通知します。

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SAP HANAの主要なパフォーマンスメトリクスを監視

Site24x7のSAP HANA監視機能は、CPU、メモリ、接続、負荷の高いステートメントなどの主要なパフォーマンスメトリクスを監視し、ユーザーエクスペリエンスの最適化を支援します。

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即時アラートで問題を早期に検出

Site24x7のSAP HANA監視機能は、各メトリクスの値が事前に設定されたしきい値を超えるたびに即時アラートを送信します。問題を早期に検出することで、予防策や復旧策を迅速に実行することができます。

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ITオートメーション機能により、インシデント対応を自動化

Site24x7のITオートメーション機能によって、SAP HANAにおいて特定のメトリクスの値がしきい値を超えた場合のワークフローを自動化できます。インシデント発生時の再起動などの修正措置を自動で実行することが可能です。

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カスタムダッシュボードの作成

Site24x7は重要なメトリクスのデータを一括管理できるカスタムダッシュボードを作成します。簡単なドラッグ&ドロップ操作で、インフラストラクチャのさまざまなコンポーネントからデータを収集できます。

Site24x7のSAP HANA監視機能の詳細

  • サポートしているプラ​​ットフォーム:
    supported-os
  • Pythonバージョン:
    2.7 & 以降
  • Linuxエージェントバージョン:
    15.0.0 & 以降

パフォーマンスメトリクス

Site24x7のSAP HANA監視プラグイン連携を使用することで、以下のメトリクスを監視できます。

メトリック名内容
アクティブなスレッドアクティブなスレッドの数
アクティブなトランザクションアクティブなトランザクションの数
バックアップカタログバックアップカタログの総数
CPU使用率すべてのプロセスで使用されているCPUの割合
データディスクの空き容量データディスクの空きサイズ
ディスクの空き容量ディスクの空きサイズ(ギガバイト単位)
物理メモリの空き容量ホスト上の物理メモリの空きサイズ(ギガバイト単位)
アイドル状態の接続アイドル状態の接続の数
非アクティブなトランザクション非アクティブなトランザクションの数
インデックスサーバーのメモリプール使用量(ヒープ領域)インデックスサーバーのメモリプールから使用されているヒープ領域の メモリ量
インデックスサーバーのメモリプール使用量(ヒープ領域以外)インデックスサーバーのメモリプールから使用されているヒープ領域以外の メモリ量
インデックスサーバーのメモリ プール使用量(共有メモリ)インデックスサーバーのメモリプールから使用されている共有メモリの量
ログディスクの空き容量ログディスクの空きサイズ
ネームサーバーのメモリプール使用量(ヒープ領域)ネームサーバーのメモリプールから使用されているヒープ領域のメモリ量
ネームサーバーのメモリプール使用量(ヒープ領域以外)ネームサーバーのメモリプールから使用されているヒープ領域以外の メモリ量
ネームサーバーのメモリ プール使用量(共有メモリ)ネームサーバーのメモリプールから使用されている共有メモリの量
プランキャッシュヒット率SQLプランキャッシュの ヒット率
プランキャッシュサイズSQLプランキャッシュの合計サイズ(ギガバイト単位)
キューイング接続現在キューに入っている接続の合計数
レプリケーションエラーレプリケーションエラーの数
同期中のレプリケーション現在同期中のレプリケーションの数
実行中の接続現在実行中のステートメントの合計数
サービス開始時間サービスの開始時間(秒単位)
アクティブなステートメントの合計アクティブなステートメントの合計数
アラートの合計アラートの合計数
CPU アイドル時間の合計CPUのアイドル時間の合計(分単位)
合計キャッシュ数キャッシュの合計数
カラムのアンロード合計カラムのアンロードの合計数
デルタマージエラーの合計テーブルのデルタマージエラーの合計数
高コストなステートメントの合計高コストなステートメントの合計数
ネットワークI/O操作の合計ネットワークI/O操作の合計数
使用済み物理メモリホスト上で使用されている物理メモリの容量(ギガバイト単位)

セットアップ方法

前提条件

プラグインをインストールする前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

  • Site24x7アカウントを持っていること。お持ちでない場合は、 ここから無料でサインアップしてください。
  • プラグインを実行するサーバーにSite24x7のサーバー監視エージェント ( Linux版/ Windows版) をダウンロードし、インストールしていること。
  • hdbcli モジュールがインストールされていること。インストールされていない場合は、次のコマンドを実行してインストールしてください。
    pip install hdbcli
  • プラグイン設定ファイル (sap_hana_database.cfg)に追加されるSAP HANAのユーザープロファイルに、パブリック権限とモニタリング権限が付与されていること。
    GRANT ROLE PUBLIC to user
    GRANT ROLE MONITORING to user

インストール

  • 「sap_hana_database」という名前のフォルダーを作成します。
  • Githubリポジトリから 「sap_hana_database.py」「sap_hana_database.cfg」のファイルをダウンロードし、 sap_hana_databaseフォルダーに格納します。
    wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/sap_hana_database/sap_hana_database.py
    wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/sap_hana_database/sap_hana_database.cfg
  • sap_hana_database.cfgファイルに次の設定を追加します。
    [sap_hana_database]
    host = <hostname>
    port = <port>
    username = <username>
    password = <password>
  • Windowsサーバーの場合、こちらのページ を参照してPythonスクリプトを実行してください。Linuxの場合、この手順は不要です。
  • sap_hana_databaseフォルダーをSite24x7のサーバー監視プラグインディレクトリに移動します。
    Linuxの場合:/opt/site24x7/monagent/plugins/
    Windowsの場合:C:\Program Files (x86)\Site24x7\WinAgent\monitoring\plugins\
  • プラグインが正常に動作していることを確認するため、適切な引数を指定して次のコマンドを実行し、有効なJSON出力を確認します。
    python sap_hana_database.py --host= --port= -- username= --password=
  • このプラグインは Site24x7のAppLogs機能と統合されており、SAP HANAデータベースのログを分析して問題の原因を特定することができます。SAP HANAログを有効にするには、sap_hana_database.cfgファイルに logs_enabledlog_type_namelog_file_path を追加します。
    (注):次のコマンドを実行する際、サーバーがSAP HANAログを保持している適切な場所でlog_file_pathを更新してください。また、システムID、インスタンス番号、ホスト名に該当する詳細を入力する必要があります。
    [sap_hana_database]
    host=<hostname>
    port=<port>
    username=<username>
    password=<password>
    logs_enabled=True
    log_type_name="saphana_log"
    log_file_path="/usr/sap/<SID>/HDB<Instance number>/<hostname>/trace/*.log"

上記手順の完了後、Site24x7のサーバー監視エージェントが5分以内にプラグインを自動的に実行し、Site24x7のデータセンターにパフォーマンスデータを送信します。

パフォーマンスチャートを表示し、さまざまなパフォーマンスメトリクスのしきい値を設定する手順は次のとおりです。

  • Site24x7にログインします。
  • 「サーバー」>「プラグイン連携」に移動します。
  • 必要なモニターをクリックします。
  • サポートしているプラ​​ットフォーム: supported-os
  • Pythonバージョン:2.7 & 以降
  • Linuxエージェントバージョン:15.0.0 & 以降

100以上のプラグインを提供。独自のプラグインも作成できます。

Site24x7は100以上のプラグイン連携を提供。Webサーバー、データベース、ロードバランサーなど、さまざまなコンポーネントを監視し、アプリケーション全体のパフォーマンスや安定性を可視化できます。

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