リアルユーザー監視
リアルユーザー監視（RUM）では、Webアプリケーションのパフォーマンスを監視し、エンドユーザー体験を正確に把握します。
アプリケーション相互作用のパターンを視覚化し、Webサイトとアプリケーションへの訪問者に影響している問題をリアルタイムで表示します。アプリケーションパフォーマンスをブラウザー、プラットフォーム、地域、ISPなどのあらゆる視点から分析できます。
しくみ
JavaScriptスニペットを作成し、監視元のWebアプリのHTMLヘッダーまたはフッターに組み込みます。ここから、パフォーマンスデータを取得し、Site24x7のコンソールに表示します。
Site24x7のリアルユーザー監視は、Chrome、Firefox、Safari、Operaなどのメジャーブラウザーを経由した訪問者が、対象となります。
追加方法
JavaScriptスニペットの作成
- Site24x7にログインします。
- ［APM］→［Web RUM］横の［＋］アイコンをクリックします。
- 表示名とApdexしきい値を入力します。
- ［保存］をクリックします。
- スクリプトコードが表示されます。このコードを監視したいアプリケーションやWebサイトHTMLのヘッダーまたはフッターに貼り付けます。
- ［検証］をクリックし、スニペットが正常に機能しているかを確認します。
追加したRUMは、［RUM］クリック後の画面に表示されます。監視対象に訪問者からアクセスがあると、それに基づいてデータを表示します。
対応ブラウザー
対応ブラウザー |
バージョン |
| Internet Explorer | 9以上 |
| Firefox | 31以上 |
| Chrome | 31以上 |
| Safari | 8 |
| Opera | 25以上 |
| Androidブラウザー | 4.1以上 |
| Chrome（Android版） | 39 |
監視ページ
監視ページの各タブを使用して、Webアプリケーション情報の側面を表示します。
［サマリー］タブでは、アプリケーション応答時間とスループットをグローバルな視点で表示します。
［ブラウザー］タブで、ブラウザーごとの平均応答時間の内訳が表示されます。ブラウザータイプ、要求件数、平均応答時間などの情報を表示します。
［地理条件］タブで、世界各地から見たアプリケーション応答時間がグラフ表示されます。そのデータに基づくApdexスコアを把握できます。
［装置タイプ］タブで、装置タイプごとの平均応答時間が表示されます。デスクトップ、タブレット、モバイル、OSなどの、各種プラットフォームに基づく応答時間を確認できます。
［ISP］タブで、インターネットサービスプロバイダーごとの平均応答時間が表示されます。ISPタイプごとの応答時間、要求件数、平均応答時間などの情報を表示します。
上記のほかに、Webページごとの情報やユーザーセッションごとのパフォーマンスなどを表示できます。