システム構成事例集 – よくあるITインフラの運用課題と解決策まで

ここでは事業会社の情報システム部門で要件定義や基本設計を自分で実施することを考えている担当者やシステム構築を請け負うSIerの担当者のために、システム構成事例集とそれぞれの事例におけるサーバーやネットワークなどのITインフラの運用課題、さらにはその解決策までをご紹介します。

システム構成とは

パソコンの環境という意味で用いられることもありますが、ここでは、ITインフラからアプリケーションまで、幅広い意味で用います。業務系システムなど、各種サービスを提供するアプリケーションの構成や、OS、ハードウェア、周辺機器を含むサーバーの構成、また、拠点などで分けられたネットワークの構成、さらには、それらを安定運用するために必要な監視システムの構成まで紹介します。

システム構成事例

事例1:AWSに移行したECサイトのシステム構成事例と運用課題&解決策

AWSに移行したECサイトのシステム構成事例と運用課題&解決策 構成図

昨今、パブリッククラウドが進化しており、システムを取り巻く環境が大きく変わってきています。 ここでは、あるECサイトを運営する企業に転職して、システム運用を任されたA氏の奮闘記をご紹介します。AWS ECサイト 運用状況 A氏が就職した企業はECサイトを運営しており、オンプレミスのシステムからパブリッククラウドのAWSへシステム… 続きを見る

事例2:IT自動化で課題解決!テレビ局A社のネットワーク構成と運用事例

IT自動化で課題解決!テレビ局A社のネットワーク構成と運用事例 構成図

テレビ局のITシステムは、24時間×7日止まることの許されない重要社会インフラという特徴を持ちます。限られた人員と予算の中で、必要なITリソースを確保し、テレビ局独自のITインフラの運用課題を解決するにはどうすればよいのか、キー局A社のネットワーク構成と運用事例を紹介します。24時間止まることの許されないITインフラ… 続きを見る

事例3:よくあるマルチベンダーによるシステム構成と運用課題、解決方法まで

よくあるマルチベンダーによるシステム構成と運用課題、解決方法まで 構成図

大企業では複数の業務に対して、異なるシステムを導入していることも珍しくありません。それぞれの業務システム導入時には、相見積もりをとりベストなシステムを導入することが正しい選択と考えられているからです。しかし、マルチベンダーのシステムを導入したことが、運用を担う情報システム部門担当者の悩みの種となることが… 続きを見る

共通する課題:障害対応の迅速化

それぞれの事例ならではの課題と解決策は各記事をご確認いただくとして、ここでは、共通する課題とその解決策について紹介します。企業の情報システム部門担当者のミッションは言うまでもなく、ITシステムの安定稼働で従業員の業務やビジネスを停止させないことです。そのため、最大の課題のひとつが以下です。

「障害対応を迅速化したい」

そして、それを実現するための小課題の代表が次の3つです。

  1. 原因調査時に素早く必要な情報にアクセスしたい
  2. 問題が表面化する前に把握したい
  3. 監視範囲を広げたい

その解決策:SaaS監視編

これらの課題の解決策のひとつが監視ツールの導入です。ここからはどんな監視ツールよりも短期間で導入できる日本語に対応したSaaS型監視ツール「Site24x7(サイトトゥエンティーフォーセブン)」の機能を前述の小課題ごとにご紹介します。

1. 原因調査時に素早く必要な情報にアクセスできる

1-1. 可視性に優れたデフォルトの管理画面

例えば、Windowsサーバーを監視したい場合、対象のサーバーにエージェントをインストールするだけで、障害対応時に確認すべき情報を容易に把握できる管理画面が手に入ります。一般的な監視システムを構築する際の開発のような手間はいっさい不要です。

また、何度もクリックしないと必要な情報にたどり着けない多くのツールと異なり、Site24x7の管理画面は、スクロールするだけで多くの情報にアクセスできるのが特長です。複数のサーバーの状態を一覧で確認できたり、グラフや色でさまざまな監視項目の異常を瞬時に認識することができます。

可視性に優れたデフォルトの管理画面1

可視性に優れたデフォルトの管理画面2

可視性に優れたデフォルトの管理画面3

可視性に優れたデフォルトの管理画面4

1-2. カスタムダッシュボード機能

障害対応時にチェックする監視項目を独自に明確化できているチームの場合、それをデフォルトの管理画面でチェックしづらければ、その監視項目だけを表示したダッシュボード画面をクリックだけで簡単に作成できます。

カスタムダッシュボード

カスタムダッシュボード機能の詳細:
https://www.site24x7.jp/help/getting-started/custom-dashboard.html

2. 問題が表面化する前に検知できる

2-1. しきい値による通知

いわゆるアラート機能は監視ツールならあたり前のように実装されているので、詳しく話す必要はないと思います。Site24x7はデフォルトでしきい値が設定されており、管理画面をクリックしながら通知プロファイルを設定することで簡単にメールなどを介して通知を受け取ることができます。SMSや音声通知、チャットツールなどへの通知も可能です。もちろん、しきい値の設定も簡単です。

通知プロファイルの編集

通知プロファイルの詳細:
https://www.site24x7.jp/help/admin/configuration-profiles/notification-profile.html

しきい値の詳細:
https://www.site24x7.jp/help/admin/configuration-profiles.html#threshold-and-availability

2-2. ユーザー視点の監視

一般的な監視ツールはシステム視点で監視しています。例えば、前項の通知機能で例えるなら「サーバーのCPU使用率が90%を超えたら管理者に通知する」といったものです。

一方、Site24x7のリアルユーザー監視機能を活用することで、Webアプリケーションのユーザー視点も監視できます。そのため、「実際にユーザーが見ている画面の表示にどれくらい時間がかかっているか」を監視し、そのしきい値で管理者に通知することが可能です。

これにより、ユーザーからクレームが届いてから対応するという後手後手の障害対応から卒業することができます。

リアルユーザー監視画面1

リアルユーザー監視画面2

リアルユーザー監視機能の詳細:
https://www.site24x7.jp/help/getting-started/real-user-monitoring.html

3. 監視範囲を容易にひろげられる

企業の情シス担当者が障害対応に備えて監視しておくべき項目は優先順に以下です。

  1. インフラ(ネットワーク/サーバーOS)に異常がないか
    1. 死活監視
    2. リソース(CPU/メモリ/ディスク)監視
    3. プロセス監視
    4. サービス監視
  2. ミドルウェア(Web/AP/DBサーバー)のパフォーマンスに異常がないか
  3. アプリケーションのパフォーマンスに異常がないか

多くの企業の情シス担当者は「1-b」まではやっています。しかし、障害の原因がアプリケーション層に潜んでいることもあり、それを特定するまでに多くの時間を要してしまうことが少なくありません。

Site24x7は、どんな監視ツールよりも容易に監視を実現できるため、インフラ層が専門だがアプリケーション層の面倒も見ないといけなくなった、あるいは、アプリケーション層が専門だがインフラ層の面倒も見ないといけなくなった現場の担当者の強い味方と言えます。

3-1. ミドルウェア特有の監視を容易に実現するプラグイン

Site24x7のサーバー監視機能は、例えば、MySQL、Oracle、MongoDB、Postgres、DB2、Apache、Tomcat、WebLogicなどのミドルウェア監視をプラグインで簡単に実現できます。

サーバー監視機能のプラグイン:Site24x7

Site24x7プラグインの詳細:
https://www.site24x7.jp/help/getting-started/plugins.html

3-2. APM(アプリケーションパフォーマンス監視)

Site24x7のAPM機能は、アプリケーションの内部の処理まで確認することができます。平均応答時間が時系列でわかるため、いつから処理が遅くなっているか簡単に把握することが可能です。

APM 画面1

次の画面ではトランザクションごとに処理のかかった時間のトップ5が表示されています。今回と同様のトラブルが発生した場合にはこの画面から調査することができます。

APM 画面2

トランザクションをクリックすると、更に詳細なトランザクションごとに応答時間が表示されます。

APM 画面3

APM機能の詳細:
https://www.site24x7.jp/help/getting-started/apm-insight.html

まとめ

ここまで、いくつかのシステム構成事例と合わせて、よくある運用事例をご紹介しました。システムはオンプレからクラウドへの移行が進んでいます。また、障害対応を迅速化するためにはインフラからアプリまで面倒を見る必要があります。情シス担当者の対応範囲は広がるばかりです。

そんな現場の担当者の強い味方、スモールスタートもできる新時代のSaaS型監視サービス「Site24x7」を是非、お試しください。FREEプランですべての機能をお試しいただけます。

プランと価格の詳細:
https://www.site24x7.jp/pricing.html

すべての機能を使えるFREEプランにサインアップ:
https://www.site24x7.jp/signup.html?pack=1&l=ja

 

免責事項:ここに記載されているすべての著作権、商標、商号は、元の所有者の所有物です。このWebページに含まれる情報は、一般的な情報提供のみを目的としており、そのような情報は、正確性、信頼性、または完全性について調査、監視、または確認されていません。 当社は、ここに含まれる情報への依存に起因する誤り、または損失に対する責任を明示的に否認します。