ISPの遅延監視をツールで簡単に。ISPレイテンシーを低コストでモニタリング

ISPレイテンシー監視は、インターネットサービスプロバイダ(ISP)が提供するネットワークの遅延(レイテンシー)を監視し、安定したネットワーク環境を担保するためのプロセスです。ISPと中継プロバイダを監視することにより、データ送信元から宛先までのネットワークパス全体を追跡し、データ転送と接続の問題を分析します。
Site24x7のISPレイテンシー監視機能は、トレースルートを用いて接続経路を可視化し、遅延、ジッター、ホップ数、AS(自律システム)番号などのメトリクスを取得して分析します。ネットワークの問題を早期に検知し、管理者による迅速な問題解決につなげることで、快適なユーザー体験の維持をサポートします。

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ISPによるネットワークの問題がユーザー体験に与える影響

ビジネスの成功には、安定したネットワーク接続が欠かせません。遅延、ジッター、パケットロスによるデータの遅延や損失は、ユーザー体験を低下させる恐れがあります。そのため、ネットワークを提供するISPのパフォーマンスを監視することは非常に重要です。
ISPは最小限満たす必要があるネットワーク可用性メトリクスを定義したサービスレベル契約(SLA)を保持しています。ISPがSLAを満たさない場合、重要なアプリケーションの接続速度が低下し、ビジネスに直接影響を与える可能性があります。
Site24x7のISPレイテンシー監視機能は、下記のようにISPの状況を詳細に監視します。

  • インターネット接続に関する問題を監視し、ユーザー体験の向上を支援
  • ネットワークパスとトレースルートを可視化
  • インターネット接続の安定性を評価
  • ホストへの到達性を複数の場所から確認
  • ISPサーバー/中継サーバーのどこで接続が中断されたかを特定
  • さまざまな場所からの最大転送ユニット(MTU)を確認
  • ISPがSLAを満たしているかを分析

通信遅延とトランジット接続を把握するための包括的なISPレイテンシー監視

Site24x7のISPレイテンシー監視は、ISPや中継プロバイダによるデータ転送をすべて追跡。転送経路のどの地点においてもパケットロスを検出して報告できます。

より遅延している通信経路を特定

Site24x7のISPレイテンシー監視機能は、貴社のドメインへの到達性をあらゆる監視拠点から確認し、トレースルートを用いて送信元から宛先までのネットワークパス分析を行います。この分析により、最もレイテンシーが生じている場所やパス、問題が発生しているインターフェースを正確に特定することが可能です。世界各地の監視拠点で取得した情報は、グローバルレイテンシーマップで表示され、管理者は一目で各拠点の接続品質を把握することができます。

パフォーマンスメトリクスを使用してISPのSLAを検証

Site24x7のISPレイテンシー監視機能ですべてのネットワークパスの可用性、遅延、ホップ数、AS番号、ジッターを監視することで、ISPがSLAで定義した品質を規定どおりに提供しているか確認できます。また、事前に通知されていないルート変更や中継プロバイダの変更を検知し、通知を受け取ることも可能です。

詳細なホップからホップへの経路図を提供

Site24x7のISPレイテンシー監視機能は、各ホップにおけるデータ転送の状況を詳細に可視化します。これにより、管理者は問題のあるインターフェースや接続リンクを簡単に見つけることができます。また、あらゆる視点から状況を確認するため、すべてのノードにおける接続プロバイダ、IPアドレスプレフィックス、AS番号、AS名の変更を確認することが可能です。

さまざまな接続プロトコルを使用してドメインへの到達性を確認

Site24x7のISPレイテンシー監視機能は、インターネット制御メッセージプロトコル(ICMP)、転送制御プロトコル(TCP)、ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)の3つの異なるプロトコルを使用してデータ転送を監視することができます。さまざまな接続プロトコルを使用してドメインへの到達性を確認することで、稼働時間の確保やインターネット接続の遅延回避をサポートします。管理者は、確認したいプロトコルを選択し、ホストとポートを指定するだけで監視情報を取得できます。

ホップレベルでしきい値を設定

Site24x7のISPレイテンシー監視機能では、トレースルート上のAS番号、ジッター、最終ホップのAS番号など、監視対象である各メトリクスについてしきい値を設定できます。しきい値を設定することにより、信頼できないISPが最終ホップでデータを転送した際にアラートを受け取り、必要なアクションをとることができます。しきい値はグローバルレベル、場所ごとの個別レベルのいずれのレベルでも設定可能です。