OCI監視のポーリング間隔

ポーリング間隔はOracle Cloud Infrastructureリソースからパフォーマンスデータの収集を行う頻度を表します。この間隔を設定することで、ステータスとパフォーマンスの確認間隔を制御できます。

しくみ

Site24x7でOCIリソース監視を設定すると、設定されているポーリング間隔に基づいてOCIにクエリを行い、パフォーマンスメトリックとメタデータを収集します。これによりシステムを定期的に監視し、CPU使用量、メモリ使用量、ネットワークトラフィックなどのリソースパフォーマンスを分析できます。

このポーリングは各リソースに対して行われます。例として、10 OCIコンピューターを監視している場合、そのすべてのコンピューターに対してポーリングが行われます。

OCIサービス監視のポーリング頻度は最短で1分、最大で1日の期間で指定できます。

Site24x7の複数ポーリング間隔

クラウドコンポーネントの正常性を保つには、継続的な監視が重要です。しかしチェック頻度は各コンポーネントごとに異なることが多く煩雑です。これを解決するために複数チェック間隔オプションを使用して、監視要望に基づいてベストな間隔を選択できます。

デフォルトのチェック間隔は5分ですが、1、3、5、10、15、20、30分などから選択できます。

各サービスのメトリックを選択した頻度に基づいてOCIから収集します。

既存の監視のポーリング間隔は次の単位で修正できます。

  • タグ
  • 監視グループ
  • 監視タイプ

この設定は論理OR演算を使用して機能します。つまり、単一の監視に複数の条件を指定した場合(たとえば、タグによって定義されたポーリング頻度が5分で、監視グループによって定義された別のポーリング頻度が15分)、条件が決定されます。優先順位(最も高い優先度から最も低い優先度の順)に基づいて、タグ、監視グループ、監視タイプが決まります。

タグを使用したポーリング間隔設定

タグのフォームのキーバリューペアを使用することで、OCIリソースを効率的に管理します。このタグにより、Site24x7コンソール内の監視にポーリング間隔を設定できます。
新規OCI監視の追加時に、詳細設定項目で、タグを使用したポーリング間隔設定オプションを使用できます。

監視グループを使用したポーリング間隔設定

Site24x7の詳細設定で、監視グループを作成して、監視をグループに追加できます。これにより、グループ内の全ての監視にポーリング間隔を設定できます。[詳細設定]→[ポーリング間隔設定]のテキストボックスで$と入力した後に[$MonitorGroup]を選択します。その後、監視グループ名をバリュー項目に入力します。

監視タイプベースのポーリング間隔設定

監視タイプに基づいて監視にポーリング間隔を設定できます。[詳細設定]→[ポーリング間隔設定]のテキストボックスで$と入力した後に[$MonitorType]を選択します。複数の監視タイプを選択して、ポーリング間隔を指定することも可能です。

既存のポーリング間隔の更新

既存ポーリング間隔の更新オプションの仕様は次のとおりです。

  • この機能を有効にすると、現在のポーリング頻度の設定値が、新規に設定したものに置換されます。
  • ディスカバリー処理中には、この機能は表示されません。ディスカバリー後、各監視で編集できます。ディスカバリー後に設定を適用したい場合に、詳細設定ページに移動し、この項目で[はい]を選択してください。[はい] を指定して設定を保存すると、5分後に新しい設定値に置換されます。
  • 監視が複数条件にマッチしている場合、ポーリング間隔は最初にマッチした条件に基づいて設定されます。
  • 既存の設定を変更したくない場合は、この項目を[いいえ]に設定してください。

関連ガイド