ヘルプ Kubernetes Kubernetes変更管理

Kubernetes変更追跡

Kubernetes YAMLファイルで、デプロイメント、サービス、リソース割り当てなどのクラスター設定を定義し管理します。このYAMLファイルの変更を追跡することは、クラスターの維持、問題のトラブルシュート、コンプライアンスの維持にとって重要です。

Site24x7のKubernetes変更追跡で設定変更を可視化できます。

できること

リソース比較

同一または異なるクラスター内の別々のリソースを比較し、設定の変更などを分析します。ネームスペース、デプロイメント、その他リソースでフィルターを使用して、変更を特定します。

バージョン比較

更新時間ベースで過去と現在のYAML設定を比較し、変更の分析、各デプロイメントの一貫性を維持します。

ユースケース

Kubernetesの管理者が重要なアプリケーションの予期せぬパフォーマンス問題を発見したとします。この調査のために、問題の原因となる設定変更があったかを疑います。

YAMLファイルを手動で確認するには、様々なデプロイメントがあり特定するには煩雑となります。

ソリューション

Kubernetes変更追跡を使用することで、管理者は次のことを容易に行えます。

  1. デプロイメントYAMLの現在と以前のバージョンを比較します。

  2. 承認のないCPUリクエストや値の変更を特定します。

  3. バージョン履歴機能を使用して、変更のあった時間を追跡します。

  4. 設定をリストアし、パフォーマンスの回復を行います。

 利点

  • 迅速な問題特定:根本原因を素早く特定します。

  • ダウンタイムの最小化:早急なロールバックによりパフォーマンス低下の長期化を防ぎます。

  • セキュリティの向上:未認可の変更検知を行います。

監視に必要な要件

Kubernetes監視をまだ追加していない場合は、こちらのページを参照し追加を行ってください。

比較の表示手順

Site24x7で、[K8s]→[Kubernetes変更追跡]に移動します。リソース比較ページで、リソースやバージョンを比較します。比較方法は次の通りです。

リソースの比較方法

  1. 画面左側の[リソースタイプの選択]ドロップダウンからリソースタイプを選択します。

  2. [クラスターの選択]ドロップダウンからクラスターを選択します。

  3. [ネームスペースの選択]ドロップダウンからネームスペースを選択します。

  4. [リソースの選択]ドロップダウンからリソースを選択します。
    [バージョン]ドロップダウンでバージョンを選択します。デフォルトで最新バージョンが開かれています。

  5. 画面右側で、上記手順と同様に比較したいリソースを選択します。

バージョンの比較方法

  1. 画面左側の[リソースタイプの選択]ドロップダウンからリソースタイプを選択します。

  2. [クラスターの選択]ドロップダウンからクラスターを選択します。

  3. [ネームスペースの選択]ドロップダウンからネームスペースを選択します。

  4. [リソースの選択]ドロップダウンからリソースを選択します。
    [バージョン]ドロップダウンでバージョンを選択します。デフォルトで最新バージョンが開かれています。

  5. 画面右側で、上記手順と同様に比較したいバージョンを選択します。

Kubernetes Change Tracker

アラート設定

YAMLファイルに変更があった際にアラートを取得する方法は次の通りです。

  1. [K8s]→[クラスター]に移動し、[リソースタイプ]と[リソース]を選択します。

  2. 監視名横のハンバーガーアイコンにマウスポインタを合わせます。

  3. [編集]をクリックして、Kubernetesリソース監視ページに移動します。

  4. 設定プロファイル項目のしきい値と可用性横の[+]アイコンをクリックします。

  5. しきい値の設定項目の[KubernetesリソースコンフィグYAMLに変更があった際にアラート]を[はい]に指定します。

  6. [保存]をクリックします。

変更追跡とアラートを使用することで、Kubernetesデプロイメントの管理を行えます。

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