IP address management
IPアドレス管理(IPAM)は特定のサブネットをスキャンし、そのサブネット内のIPアドレスの使用量と可用性を評価するプロセスです。これにより、現状のIPアドレス使用状況を把握し、今後のネットワーク要件の見直しとIPアドレス割り当ての最適化を行います。
監視に必要な条件
- オンプレミスポーラー(バージョン5.7以上)
- ネットワークモジュール最新版
ネットワークモジュールのアップグレード状況の確認はこちらのページをご確認ください。
- オンプレミスポーラーとネットワークモジュールがアップかつ実行中状態である。
- サブネット内のIPアドレスを解決するには、IPAM設定にローカルDNSサーバーを設定します。
ユースケース
IPアドレスを効率的に割り当て、追跡、監視する必要があるネットワーク環境が拡大化している組織を考えます。
この場合、IPAMを使用するメリットは次のとおりです。
- 全IPアドレスの正確なインベントリーの維持:IPAMツールにより、サブネット内の全IPアドレスインベントリーの維持、それらステータスと割り当て状態の可視化を行えます。
- キャパシティプランニング:サブネットの使用量を可視化し、IPアドレスの割り当てと使用量を最適化します。
- セキュリティとコンプライアンス:IPAMツールにより、厳格なIPアドレスアクセス、認可されたユーザーのみのIPアドレス利用の制御を行います。これにより、セキュリティリスクの縮小化、未認可IPアドレス使用の防止、コンプライアンスの維持を行います。
Site24x7 IPAM
Site24x7でIPAM監視を追加することで、組織内のサブネットを監視します。さらに、ネットワーク内のルーターを追加している場合は、IPAM機能で自動でサブネットをディスカバリーします。これらサブネットはIPAM監視の[ディスカバリーされたサブネット]項目に表示されます。
サブネットを追加すると、Site24x7はICMPを使用して、IPアドレスの可用性を監視します。Site24x7はまた、スキャン技術を使用してIPとDNS情報とともにIPアドレスステータス変更イベントを表示します。
サブネットの表示
- Site24x7にログインします。
- [ネットワーク]→[IPAM]→[サブネット]に移動します。
- リストのサブネット名をクリックして、そのサブネットの[サマリー]タブ画面に移動します。
IPリソース
- [ネットワーク]→[IPAM]→[サブネット]に移動します。
- サブネット名をクリックし、[IPリソース]タブに移動します。ここで、IPアドレス、MACアドレス、DNS名などの情報が、IPアドレスごとに表示されます。
- IPアドレスをクリックすると、リソース詳細画面を表示します。
- [編集]またはアイコンをクリックして、情報を編集できます。
イベント
- [ネットワーク]→[IPAM]→[サブネット]に移動します。
- サブネット名をクリックし、[イベント]タブに移動します。ここで、以前のMACアドレス、以前のステータス、以前のDNS、以前のDNSステータス、イベント、イベント時間といったIPアドレスで発生したイベント情報を表示します。
障害
- [ネットワーク]→[IPAM]→[サブネット]に移動します。
- サブネット名をクリックし、[障害]タブに移動します。
- ここで障害情報が表示されます。ハンバーガーアイコンをクリックして、コメントの追加、編集、削除を行えます。
インベントリー
- [ネットワーク]→[IPAM]→[サブネット]に移動します。
- サブネット名をクリックし、[インベントリー]タブに移動します。監視ライセンスカテゴリー、監視ロケーション、しきい値と可用性プロファイル、通知プロファイル、ユーザーアラートグループといった監視設定情報を表示します。
- をクリックして、項目を修正できます。
- [メモの追加]からメモを記載できます。
ログレポート
- [ネットワーク]→[IPAM]→[サブネット]に移動します。
- サブネット名をクリックし、[ログレポート]タブに移動します。ログレポートは期間や可用性でフィルターできます。
- [CSVでダウンロード]をクリックして、レポートをダウンロードできます。
- をクリックして、レポートから理由列を追加、削除できます。
レポート
[レポート]→[サブネット]に移動して、次のレポートを表示できます。
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