ヘルプ インターネットサービスのメトリック Webページスピード(ブラウザー)
Webページスピード(ブラウザー)は実際のブラウザーを利用し、読み込み時間、応答時間、ステータス、コンポーネント サイズなど、Webサイト コンポーネントの内訳けを提供します。これによりユーザーは、サイト パフォーマンスの分析にあたり、提供データから、外挿法で各種の値を算出できます。さらに、リソース処理に使うHTTPのバージョン(1.1か2.0)もわかります。メイン ダッシュボードにはカスタムステータスバナーが存在し、監視のステータスで分類し把握できます。
イベントタイムラインウィジェットは、選択した監視の過去のイベントを、選択期間にわたって記録します。ダウン、トラブル、メンテナンス、一時停止、異常など、過去からの事象を、特定・解析することが可能ですそれぞれのイベントは、容易に特定できるよう、色分けされています。イベントは最大限のデータを抽出するようドリルダウンでき、トラブルシュートが容易となります。実際の障害期間とトータルでの障害時間を、期間を区切って追跡することも可能です。
このセクションでは、Webサイト パフォーマンスの履歴を、可用性、応答時間、読み込み時間、障害期間、障害件数、SLA違反とあわせて表示します。グラフでは、応答時間のさまざまな要因が表示されます(DNS解決時間、接続、先頭バイト到達時間、最終バイト到達時間など)。ここでは、対象Webページの、最長、最短、平均の読み込み時間(ミリ秒)にくわえ、スループット(KB/秒)もわかります。設定があれば、Webページの可用性が、グローバルな観点でも表示されます。
詳細はグラフに表示される凡例で読むことができます。凡例の詳細は、下記のとおりです。
Webバイタルはページパフォーマンスの情報を表し、エンドユーザー体験の向上に役立てられます。ウォーターフォールチャートで次のWebバイタルの情報を取得できます。
このセクションでは、HTML、JavaScript、CSS、画像など、Webページ要素の応答時間を、トランザクション全体の流れをとらえて提示します。それぞれの要素のステータス コード、サイズ、応答時間は、応答時間の内訳けとあわせて、詳細に表示されます。内訳けには、DNS解決時間、接続時間、先頭バイト到達時間(FirstByteTime)、コンテンツ ダウンロード時間、レンダリング開始時刻、ドキュメント・コンプリート時刻が含まれます。
レポート期間を過去24時間、今日、昨日を選択した場合、ページロード時間サマリーレポートで、各ロケーションから収集された実際のページロード統計(生データ)とともに全データ収集の動的ウォーターモデルが表示されます。ページロードグラフの各データをクリックすることで、そのデータ収集期間のページロード統計を簡単に表示できます。同様に、過去7日間のページロード時間サマリー、ドメインサマリー、Webぺージサマリーを表示したい場合は、履歴の表示リンクをクリックしてください。レスポンスヘッダーを表示するには、各URLをクリックしてください。
ウォーターフォールチャートにより、ステータスコード、応答時間、サイズ、HTTPバージョン、安全でないリンク、CDNヒット失敗したリソース、SSL時間、先頭バイト時間などのURL情報を表示します。これにより各コンポーネントのページパフォーマンスを把握できます。
[共有]をクリックすることで、ウォーターフォールチャートのパーマリンクを生成し共有できます。このリンクは7日間クリップボードに維持されます。
ドロップダウンからリソースをフィルターできます。利用可能なフィルターは、全リソース、トップ20 リソース、サイズごとの20 リソース、トップ20 画像、トップ20 JS、トップ20 CSS、安全でないリソース(HTTPのURLがここに表示されます)、CDNのないリソース、埋め込まれているリンク数のドメインがあります。トップ20 リソース、画像、JS、CSSドメインが、高い応答時間から降順で表示されます。
CDNヒット%:(ヒット数/ヒットとミスのあるリンク数)* 100)
許可されているヘッダー:x-cache、x-cache-status、x-cache-hits、cf-cache-status、server-timing、x-proxy-cache、x-origin-cache、akamai-cache-status
ヘッダー値が次のものの場合、CDNヒットとなります:HIT, HIT; HIT,MISS; MISS,HIT ; DYNAMIC ; H; 1,1; 1,0 ; 0,1; 1
ヘッダー値が次のものの場合、CDNミスとなります: MISS,MISS; 0,0; 0
このセクションでは、実ブラウザーで確認している、Webページの全要素のまとめが表示されます。ここには、ページ読み込み終了までの要求の件数、ページ内のオブジェクト総数、オブジェクト内の画像、JavaScript、CSSの数が含まれます。Webページ全体としてのサイズもサマリでは表示されます。ページでは、2つの円グラフで、コンテンツの内訳けを、要求ごとと、サイズごとに表示します。
Webページのサマリでは、分析中のWebページのスクリーンショットも表示します。
このセクションでは、対象URLにかかわるドメイン名への要求件数、エージェントでの処理に用いたHTTPのバージョン、これらドメインの応答時間を表示します。
例:
www.mysite.comのサイトでは、画像はimage.xyz.comから、広告バナーはads.sample.comから組み込まれるなどしています。これらのドメイン名への要求送信、HTTPバージョン(1.1か2.0か)、それぞれの応答時間は、ドメイン名サマリのセクションで詳述します。
その他、ドメインごとのデータ サイズ (KB)、それぞれの要求への平均応答時間(ミリ秒)、平均スループット(コンテンツ データ量/応答時間)を提示します。
過去7日間の監視期間で、ページロード時間サマリー、Webページサマリー、ドメインサマリーといった全体的な応答時間の履歴を表示できます。このデータは各監視ロケーションから取得されます。生のページロード時間データがこのレポートには表示されるため、過去7日間の特定の日付を設定し、ページの読み込み時間グラフで特定の期間をクリックして、その時間の応答時間の概要のウォーターフォールチャートを表示できます。
ロケーションごとの可用性・応答時間
ロケーションごとの可用性(%)、応答時間(ミリ秒)、障害時間、障害の件数、直近の障害の情報は、表形式で提示します。選択した監視ロケーションは、すべてWebコンソールのロケーション セクションで表示されます。
RUM連携を利用すれば、アプリケーションやサービスを利用しているユーザーの満足度測定に、業界標準のApdexをすぐにも利用できます。アプリケーションのパフォーマンスは、ユーザーの観点で、「満足」、「許容」、「不満」か判定可能です。
LighthouseはWebページのスピードやパフォーマンスの分析に使用されるオープンソースツールです。これは認証が必要なWebページにも実行でき、パフォーマンス、アクセシビリティ、Webアプリ、SEOなどの監査レポートを表示します。Webページスピード(ブラウザー)監視で、監視対象URLのLighthouseレポートを表示します。
Lighthouseが対象のページに対して実行され、監査情報を表示します。
Lighthouseでは次の監査レポートカテゴリーにより、Webサイトの最適化を行えます。
ページロードと各ユーザーのアクセスについての監査情報を表示します。Webページパフォーマンスに関連する5つのスピードメトリック等を記載します。
次の観点で監査を行います。
スコアはすべてのメトリックが検知された後のページパフォーマンスに基づいて表示されます。このスコアは0から100の範囲で表示されます。
Lighthouseユーザー補助テストは、ユーザーがどれだけの技術をWebサイトに使用しているかを確認します。ボタンやリンクなどのページ要素が、ユーザーフレンドリーに使用されているか確認します。画像はaltテキストの存在を確認し、スクリーンリーダーとって容易に読み取れるかどうかを確認します。
パフォーマンスの監査と同様に、アクセシビリティレポートは100以下の値が表示されます。
おすすめの方法監査で、Web開発の標準にページが準拠しているかどうか分析できます。
この機能で次の監査を行います。
これら要素のパフォーマンスに基づいて、100以下のスコアで表示されます。
SEOに影響を与える技術側面でWebページを分析します。
この機能で次の監査を行います。
これら要素のパフォーマンスに基づいて、100以下のスコアで表示されます。
Webアプリケーションで、現代のWeb機能が使用されており高いユーザー体感を維持しているか確認します。
この機能で次の監査を行います。
テストが実行されると、PWAバッチが表示されます。
ベンチマークウィジェットはクライアントに統合されており、Webサイトのパフォーマンスを競合他社と比較可能です。このウィジェットにより、貴社サービスの平均応答時間と可用性は、すぐさま競合比較ができます。この情報は、さまざまな業界について表示可能です。
監視詳細ページの障害タブにアクセスして、各障害やメンテナンスダウンタイムの詳細な分析を行います。問題をトラブルシュートするのに重要な情報が提供されます。障害の根本分析レポートを取得することも可能です。監視障害やメンテナンスのアイコンで行える機能は次のとおりです。
監視が障害を検知した150秒後に詳細な根本原因分析(RCA)レポートを取得できます。RCAレポートは監視、障害情報、再チェック情報、障害の原因についての基本的な情報を把握します。RCAは、ダウンタイムの原因に関する明確な結論に至るために、多くの情報を自動的に生成します。 RCAは、特定のダウンタイムまたはパフォーマンスの問題の根本原因を特定することを目的としています。一般的にRCAレポートでは次の情報が記載されます。
スクリーンショット、HTML、リソースの比較をRCAレポートに表示します。過去の応答が左、新規の応答が右に表示されます。
この機能は、Webアプリケーションの変更検知に利用できます。例えば、自社のアプリケーションにユーザーがアクセスできなくなった際に、どのような変更があったがを把握して問題の特定を行えます。
このセクションではベーシック監視に加え、監視ロケーション、ポーリング間隔、ライセンス タイプなど、さまざまな設定の情報を提示します。
監視パフォーマンスデータをログレコードに集約し、期間ごとに、各種情報を容易かつ深く理解できます。ログは、ロケーションと可用性でフィルターできます。可用性ステータス、HTTPステータス コード、DNS応答時間などのデータが、ここに取得されます。ログレポートはCSV形式でのエクスポートもできます。