AWS Trusted Advisor監視連携

AWS Trusted Advisorは、AWSベストプラクティスに基づいた推奨事項を表示し、AWSサービスの改良に役立てます。
これによりアカウントを評価し、インフラの最適化、セキュリティとパフォーマンスの向上、コスト削減の方法を参照できます。

AWS Trusted Advisor監視連携により、AWSインフラとパフォーマンスの包括的なビューを表示できます。これにより、AWSリソースをリアルタイムに監視して、潜在的な脅威があった際にアラートします。

ユースケース
利点
設定
監視に必要な条件
ポリシーと権限
ポーリング間隔
AWS Trusted Advisorカテゴリーでサポートしているメトリック
Trusted Advisorチェックでサポートしているメトリック
しきい値設定
ライセンス
Trusted AdvisorカテゴリーとTrusted Advisorチェックの表示
監視データ

ユースケース

AWS Trusted Advisorで潜在的な問題を持つ新規リソースが検出された場合に、Site24x7がそれをアラートし、パフォーマンスに問題が生じる前に、問題の分析と特定を行えます。
この連携により、AWSコストの削減とAWS全体のパフォーマンス向上につなげられます。

利点

この連携による利点は次のとおりです。

AWSインフラのパフォーマンス、セキュリティ、コストの表示
潜在的な問題をもつリソース数の監視とAWS Trusted Advisorでの特定
Get to know when the resources with issues were detected by Trusted Advisorチェックで検出された問題のあるリソースの把握と、全体のトレンドとパターンの特定
カテゴリーレベルでの影響のあるリソース数の概要を取得
潜在的な脅威が検出された際のアラートと検出

設定

Site24x7をIAMユーザーとして作成するか、クロスアカウントIAMロールを作成して、AWSリソースへのアクセスを有効にします。
AWSアカウント連携ページで、ディスカバリーサービス項目のAWS Trusted Advisorにチェックを入力します。

監視に必要な条件

Business,、Enterprise On-Ramp、Enterprise Supportプランのいずれかが必要です。

ポリシーと権限

次の権限を使用して、AWS Trusted Advisorを監視します。

trustedadvisor:DescribeTrustedAdvisorCheckResult
trustedadvisor:DescribeTrustedAdvisorChecks
trustedadvisor:DescribeTrustedAdvisorCheckSummaries
trustedadvisor:RefreshTrustedAdvisorCheck

ポーリング間隔

Site24x7は設定したポーリング間隔（1分から1日）に基づいてAWSサービスレベルのAPIにクエリし、AWS Trusted AdvisorカテゴリーおよびAWS Trusted Advisorチェックのメトリックを収集します。

AWS Trusted Advisorチェック監視は、設定したポーリング間隔に基づいて更新されます。

AWS Trusted Advisorカテゴリーでサポートしているメトリック

メトリック名	説明	統計	単位
問題なし	問題のないチェック数です。	最大	数
調査推奨	調査が推奨されているチェック数です。	最大	数
アクション推奨	アクションが推奨されているチェック数です。	最大	数
アップステータスのチェック数	アップステータスのチェック監視数の合計です。	最大	数
ダウンステータスのチェック数	ダウンステータスのチェック監視数の合計です。	最大	数
トラブルステータスのチェック数	トラブルステータスのチェック監視数の合計です。	最大	数
クリティカルステータスのチェック数	クリティカルステータスのチェック監視数の合計です。	最大	数

Trusted Advisorチェックでサポートしているメトリック

メトリック名	説明	統計	単位
赤リソース	赤状態（アクション推奨）のリソース数です。	最大	数
黄リソース	黄状態（調査推奨）のリソース数です。	最大	数
緑リソース	緑状態（問題なし）のリソース数です。	最大	数

しきい値設定

Trusted Advisorカテゴリー

Trusted Advisorカテゴリー監視のしきい値設定手順は次のとおりです。

Site24x7にログインし、［管理］→［設定プロファイル］→［しきい値と可用性］に移動します。
［しきい値プロファイルの追加］をクリックします。
監視タイプに［Trusted Advisorカテゴリー］を選択します。
表示名にしきい値プロファイル名を入力し、しきい値の設定項目でメトリックに対してしきい値を指定します。
［保存］をクリックします。

チェックステータス変更を通知

デフォルトで［いいえ］に設定されています。
［はい］に変更すると、Trusted Advisorカテゴリー監視のステータスに変更があった際に通知します。

Trusted Advisorチェック

Trusted Advisorチェック監視のしきい値設定手順は次のとおりです。

Site24x7にログインし、［管理］→［設定プロファイル］→［しきい値と可用性］に移動します。
［しきい値プロファイルの追加］をクリックします。
監視タイプに［Trusted Advisorチェック］を選択します。
表示名にしきい値プロファイル名を入力し、しきい値の設定項目でメトリックに対してしきい値を指定します。
［保存］をクリックします。

ライセンス

AWS Trusted Advisorカテゴリー監視：5監視で、1ベーシック監視ライセンスが使用されます
AWS Trusted Advisorチェック監視：5監視で、1ベーシック監視ライセンスが使用されます

1つのTrusted Advisorカテゴリー監視につき、5 Trusted Advisorチェック監視が無料です。

Trusted AdvisorカテゴリーおよびTrusted Advisorチェック監視の表示

Trusted Advisorカテゴリーおよびチェックのデータを表示するには、Site24x7にログイン後、［Cloud］→［AWS］→［Trusted Advisor］をクリックします。

サービス制限カテゴリーのチェックは現在サポートされていません。

Trusted Advisorカテゴリー監視名をクリックします。
［チェック］タブをクリックすると、Trusted Advisorチェック監視が表示されます。

［］アイコンをクリックして、各チェック監視のしきい値プロファイルを修正できます。

監視データ

Trusted Advisorカテゴリー監視データ

Trusted Advisorカテゴリー監視では、次のタブでデータが表示されます。

［サマリー］

AWS Trusted Advisorカテゴリーメトリックの概要をチャート形式で表示します。
アクション推奨、調査推奨、問題なしといったメトリックが表示されます。

［チェック］

［チェック］タブで表示できるデータは次のとおりです。

チェックメトリック：全Trusted Advisorチェック監視で設定されているメトリックの集計値を表示します。
可用性チェック：全監視の集計ステータスを表示します。
チェック：各Trusted Advisorカテゴリー監視のすべてのTrusted Advisorチェック監視を表示し、その監視ステータスを把握できます。

［障害］

障害の開始時間と終了時間、期間、コメントといった情報で、ダウン/トラブル履歴を表示します。
障害を追加するには、［障害の追加］をクリック後、開始日時、終了日次、説明を入力し［保存］をクリックします。

［共有］をクリックして、障害情報をCSV、PDF、メ―ル形式で共有できます。

［インベントリー］

カテゴリー名、リージョン、監視ライセンスカテゴリー、チェック頻度といったインベントリー情報を表示します。

Trusted Advisorカテゴリー監視は特定のリージョンに特有ではないため、グローバルリージョンとなります。

［ログレポート］

監視の収集時間やステータス等の情報を監視間隔ごとに表示します。
［CSVでダウンロード］をクリックして、CSV形式でログレポートをダウンロードできます。

Trusted Advisorチェック監視データ

Trusted Advisorチェック監視では、次のタブでデータが表示されます。