ステータス伝達
ステータス伝達機能により、子リソースのステータスアラートを親監視に連携します。
これにより、複数のアラートを関連付けて単一のアラートに集約し、親監視の通知として送信できます。
メリット
ステータス伝達によるメリットは次のとおりです。
- それぞれの子リソースからのアラート受信を防止し、親監視の単一アラートとして受信します。
- アラートを集約することで、AWSインフラの正常性とステータスを表示します。
- 不要なアラートを最小化し、重要なアラートを見逃さないようにします。
- 通知数を削減することで効率的に監視を行います。
ユースケース
ルートテーブル、サブネット、可用性ゾーン、ネットワークインタフェースといった複数の子監視をもつ仮想プライベートクラウド監視を考えます。
これら子監視のしきい値違反が発生した際に、個々のアラートを生成するのではなく、仮想プライベートクラウド監視に集約したアラートを発生させます。仮想プライベートクラウド監視のアラートに、全ての子監視のステータスを反映させます。
サポートしているAWSサービス
ステータス伝達に対応しているAWSサービスは次のとおりです。
設定方法
ステータス伝達を有効にするには、次の手順を行ってください。
- Site24x7にログインし、[Cloud]→[AWS]に移動します。
- 有効化したいサービスを選択します。
- 表示名横のハンバーガーアイコンから[編集]を選択し、しきい値と可用性項目の鉛筆アイコンをクリックします。
- 子監視のしきい値設定で[はい]を選択します。例として、VPCサブネット監視のステータス伝達を有効化したい場合、「サブネット監視ステータスが変更された際に通知」で、[はい]を選択します。
- [保存]をクリックします。
上記の例では、VPCサブネット監視のステータス伝達機能が有効化されます。その他の対応している監視でも同じ方法で有効化できます。
ステータス伝達を有効化し、それぞれの子監視アラートを受信するには次の手順を行ってください。
- 親監視の画面から子監視リストに移動します。
例として、VPCサブネット監視の場合は[Virtual Private Cloud]→[サブネット]に移動してください。
- 上記監視リストの[しきい値の設定]をクリックします。
- アラートを受信した子監視を選択します。
- アラートをスキップ項目で[はい]を選択します。
- 通知で受け取りたいステータスを選択します。
- [保存]をクリックします。
上記により、ステータス伝達した子監視のアラートも受信できるようになります。