カスタムロガーによる例外追跡

APMインサイト.NETエージェントではサードパーティロガーとして、log4net、NLog、Serilogなどを使用して、アプリケーションごとに記録された例外を追跡します。アプリケーションで使用されているユーザー独自のアプリケーションロガーによって記録された例外も追跡できるようになりました。これを行うには次の手順を行ってください。

設定手順:

  1. APMインサイト.NETエージェントをインストールします。
  2. パス「C:\ProgramData\DotNetAgent」に移動します。
  3. XMLコンフィグファイル「custom_logger_instrumentation.xml」をテキストエディターで開きます。
  4. 次の構文ごとにパラメーターを入力します。
<site24x7 xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<loggers>
<loggerMatcher className="Namespace.ClassName" methodName="MethodName" paramCount="Number_of_Parameters" severity="severity_level" paramIndex="Position_of_parameter_in_method" />
</loggers>
</site24x7>
属性名 説明
className ネームスペースをもつロガークラスのフルネームです。
methodName 例外オブジェクトを記録するロガーメソッドです。
paramCount メソッドのオーバーロードがある場合に区別するためにロガーメソッドに渡されるパラメーターの数です
severity "fatal"または"warning"といった例外の重大度です。デフォルトは"fatal"です。
paramIndex メソッドパラメーター内の例外オブジェクトのインデックス値です。例として、最初のパラメーターの場合にこの値は0となります。

  1. ロガー設定を行った後、ファイルを保存してアプリケーションを再起動してください。
  2. トランザクションを引き起こし、アプリケーションに記録された例外をエージェントが取得します。

例:

入力:

<site24x7 xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<loggers>
<loggerMatcher className="MyApplication.ExceptionLogger" methodName="Error" paramCount="1" severity="fatal" paramIndex="0" />
</loggers>
</site24x7>

出力:

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