ヘルプ APM APMインサイト(.NETエージェント版) APMインサイト(.NETエージェント)パフォーマンス レポート
● OS:Windows 2012 R2
● CPU:シングルコア、共有d
● メモリ:1.75 GB
● IISバージョン:8.5
● バージョン:.NET 4.0
● テスト期間:2時間
● 平均要求件数/分: 500
APMインサイト(.NETエージェント)は、デフォルトではフレームワーク メソッドのみを測定するため、応答時間への追加遅延は最低限ですみます。平均では、エージェントによる応答時間の変動は、30ミリ秒程度です。変動はピーク時で500ミリ秒程度となります。下記サマリでも同様の結果となっています。
応答時間のサマリ |
エージェントなし |
エージェントあり |
平均応答時間(ミリ秒) |
4820.85 |
4853.21 |
ピーク応答時間(ミリ秒) |
14465 |
15079 |
下の時系列グラフは、トレンド履歴を説明しています。
デフォルトの実環境設定では、APMインサイト(.NETエージェント)が、平均で、CPUを5から10%を超えて消費することはありません(デフォルトの実環境設定の場合)。CPU利用量は主に、カスタム インストルメントするメソッドの数と、ログ レベル(デフォルトでは重大)で決まります。消費量が最大となるのは、アプリケーション起動やドメイン作成の間であり、プロファイラー初期化と.NETエージェント ライブラリの読み込みが行われています。初期化が完了すると、Webアプリケーションの通常CPU利用に対する、.NETエージェントの追加負荷は、平均で5%程度で安定します。 .
CPU利用状況 |
エージェントなし |
エージェントあり |
平均利用率(%) |
32.78 |
39.58 |
APMインサイト(.NETエージェント)はデフォルトでは、収集したパフォーマンス データを、1分ごとに、自身のサービスで引き受けます。したがって、ユーザー メモリへの接触は最少限です。ただし、メモリ消費は分ごとのデータ収集件数に直接比例するため、サンプル係数やトランザクション トレースしきい値を減らすと、RAM利用が上昇します。他方で、デフォルトの実環境設定では( サンプル係数は5、トレースしきい値は2秒、SQLトレースしきい値は3秒)、メモリは負荷ピーク時も、90MBを超えることはありません。次の表に詳細をまとめます。
メモリ利用状況 |
エージェントなし |
エージェントあり |
平均ワーキングセット(MB) |
228.11 |
292.56 |
ピークワーキングセット(MB) |
314.81 |
390.62 |
APMインサイト(.NETエージェント)はデータを収集し、毎分、Site24x7サーバーに送信します。収集データは、2つの要求として送出します。
i. arh/data - Apdexと応答時間のメトリック用。この要求の最大サイズはおよそ40KBです。
ii. arh/trace - スタックトレースと例外のメトリック。この要求の最大サイズはおよそ4MBです。
最大送信データ量は、1分以内に発生する、ユニークなトランザクションとエラーの件数に依存します(最多で250のトランザクションを対象とします)。要求500件/分、Apdexスコア0.975、平均エラー率2%の場合、平均的なネットワーク利用量は、800KB/秒となります。
サポート環境:
APMインサイト(.NETエージェント)は、すべて、次の環境をサポートします。
1. Windows Server 2003以上
2. IIS 6.0以上
3. .NET 2.0以上