正常性チェック機能で、監視グループおよびサブグループの可用性と正常性を評価し、監視グループの特定の操作やワークロードに影響する潜在的な問題を特定します。
正常性チェックによるアラートと受信することも可能です。
正常性チェックで監視グループとサブグループの正常性と可用性全体を監視します。
複数ビジネスアプリの監視リソースが1つの監視グループにまとめられている場合、各監視リソースを個別に監視するのは煩雑です。
正常性チェックを使用して、各監視のステータスと可用性を表示し、監視リソースの管理を容易にします。
監視グループとサブグループの正常性チェックを行うと、次の利点があります。
メトリック名 | 説明 | 単位 |
---|---|---|
アップ | アップしている監視数です。 | 数 |
監視の合計 | 監視数の合計です。 | 数 |
追加されている監視数 | 追加されている監視数です。 | 数 |
削除された監視数 | 削除された監視数です。 | 数 |
可用性 | 監視の可用性パーセンテージです。 | パーセンテージ |
ダウン監視のパーセンテージ | ダウンステータスの監視のパーセンテージです。 | パーセンテージ |
クリティカル監視のパーセンテージ | クリティカルステータスの監視のパーセンテージです。 | パーセンテージ |
トラブル監視のパーセンテージ | トラブルステータスの監視のパーセンテージです。 | パーセンテージ |
メンテナンス中の監視のパーセンテージ | メンテナンスステータスの監視のパーセンテージです。 | パーセンテージ |
停止している監視のパーセンテージ | 停止ステータスの監視のパーセンテージです。 | パーセンテージ |
全体の可用性 | アップステータスにある監視のパーセンテージです。 | パーセンテージ |
ダウンタイムの合計 | 監視のダウン時間の合計です。 | 分 |
最小ダウンタイム | 監視の最小ダウンタイムです。 | 分 |
最大ダウンタイム | 監視の最大ダウンタイムです。 | 分 |
平均ダウンタイム | 監視の平均ダウンタイムです。 | 分 |
ダウンイベント | ダウンイベント数です。 | イベント |
トラブルイベント | トラブルイベント数です。 | イベント |
クリティカルイベント | クリティカルイベント数です。 | イベント |
メンテナンスイベント | メンテナンスイベント数です。 | イベント |
サスペンドイベント | 停止状態のイベント数です。 | イベント |
メトリック名 | 説明 | 単位 |
---|---|---|
ダウンサブグループ数 | ダウンステータスのサブグループ数です。 | 数 |
クリティカルサブグループ数 | クリティカルステータスのサブグループ数です。 | 数 |
トラブルサブグループ数 | トラブルステータスのサブグループ数です。 | 数 |
アップサブグループ数 | アップステータスのサブグループ数です。 | 数 |
監視グループのしきい値設定方法は次のとおりです。
監視グループステータスを正常性チェックステータスに同期機能は、正常性チェックプロファイルの追加または編集画面で利用でき、デフォルトで[はい]に設定されています。
[はい]に選択されている場合、監視グループステータスが正常性チェックステータスとして表示されます。
[いいえ]に設定されている場合、監視グループステータスは、監視グループおよびサブグループで設定されている監視数に基づいて反映されます。一方で、正常性チェックステータスは正常性チェック設定に基づいて反映されます。
監視数ベースしきい値は、監視グループステータスを正常性チェックステータスに同期の設定に基づいており、この項目が[いいえ]に設定されている場合に適用されます。
「監視グループステータスを正常性チェックステータスに同期」と「監視数ベースしきい値」の各設定内容による挙動については次の表のとおりです。
シナリオ | 監視グループステータスを正常性チェックステータスに同期の設定内容 | 監視数ベースしきい値の設定内容 | 挙動 |
---|---|---|---|
1 |
[はい] |
[はい]または[いいえ] |
監視グループステータスが、正常性チェックステータスに同期されます。 |
2 |
[いいえ] |
[はい] |
監視グループステータスは正常性チェックステータスに同期されません。 正常性チェックステータスは監視数ベースしきい値によって判定されます。 |
3 |
[いいえ] |
[いいえ] |
監視グループステータスは監視数ベースしきい値に基づいて判定されます。 正常性チェックステータスは正常性チェックしきい値設定に基づいて判定されます。 |
正常性チェックは、購入版および評価版のすべてのアカウントでサポートされており、無料でご利用いただけます。
正常性チェックのチェック間隔は、監視グループ内の監視の最短の間隔が適用されます。サブグループは間隔決定の対象から除外されます。
例えば、監視グループ内の3監視のチェック間隔が3分、4分、5分に設定されている場合、3分のチェック間隔が適用されます。
サブグループの場合、同じサブグループ内で最短の間隔が適用されます。
例えば、2監視が追加されているサブグループで、各監視のチェック間隔が3分、4分、5分に設定されている場合、3分のチェック間隔が適用されます。
監視グループの正常性チェックデータの表示方法は次のとおりです。
画面上部に、監視グループステータス、可用性パーセンテージ、監視グループ内の監視数、アップ/ダウン/トラブル/クリティカルステータス数といった監視グループの概要が表示されます。
サブグループの正常性チェックデータの表示方法は次のとおりです。
画面上部に、サブグループステータス、可用性パーセンテージ、サブグループ内の監視数、アップ/ダウン/トラブル/クリティカルステータス数といったサブグループの概要が表示されます。
正常性チェックは監視グループまたはサブグループ作成時に自動で有効化されます。
次のタブに別けて、正常性チェックデータが表示されます。
[可用性]タブで、正常性チェック監視の可用性、イベントごとのステータス、関連付いている監視の可用性ステータス(パーセンテージまたは数)を表示します。対象のステータスは、アップ、ダウン、トラブル、クリティカル、メンテナンス、一時停止です。
[ダウン時間]タブでは、ダウン時間、ダウン詳細、トラブル時間の合計、トラブル詳細といった情報を表示します。
[監視対象リソース]タブでは、正常性チェック監視に関連付いているすべての監視を表示し、それぞれのステータス、障害開始時間、障害の理由を表示します。
[しきい値の設定]をクリックして、監視のしきい値を設定できます。個々の監視ステータスに変更があった場合、しきい値設定に基づいて監視グループステータスが更新されます。
[イベント]タブで、障害の開始時刻から終了時刻、期間、障害理由を表示します。
ログレポートタブで、監視ロケーション、収集時刻、ステータス、ダウン、クリティカル、トラブル、アップの監視数を表示します。
[RCA]タブで、ダウン時間のサマリー情報、ステータスイベント、監視対象リソース、障害履歴といった情報を表示します。