管理 監視の追加 Veeam Enterprise Manager監視

Veeam Enterprise Manager監視

Veeam Backup Enterprise Managerは集中管理プラットフォームとして、複数のVeeamバックアップサーバーのバックアップジョブを監視および制御します。Site24x7のVeeam Backup Enterprise Manager監視機能を使用して、Veeamバックアップジョブを監視し、ジョブの失敗や完了ステータス、データの整合性確保のための通知を行います。

前提条件

  • Site24x7のオンプレミスポーラーがインストールされていること
  • Veeam Enterprise Managerがオンプレミスポーラーのサーバーからアクセスできること
  • Veeam Enterprise Managerの管理者権限アカウントが必要です。
  • 以下の仮想マシンのバックアップジョブ監視をサポートしています。
    • VMware vSphere
    • Microsoft Hyper-V
    • VMware Cloud Director
  • Veeamバックアップサーバーの監視には対応していないため、Veeam Enterprise Managerをご用意ください。

Veeam Enterprise Manager監視の追加

  1. Site24x7にアクセス
  2. [管理]→[インベントリー]→[監視の追加]画面で仮想化セクションの[Veeam Enterprise Manager]を選択します。
  3. 以下の各情報を入力します。
    • 表示名
      Veeam Enterprise Manager監視を識別するための表示名を入力します。
    • Veeam Enterprise Managerホスト名/IPアドレス
      Veeam Enterprise Managerのホスト名またはIPアドレスを入力します。
    • ポート
      API用のポート9398がデフォルトで設定されています。
      必要に応じてポート番号を変更します。
    • チェック間隔
      ドロップダウンからポーリング間隔を選択します。
    • ロケーションプロファイル
      ドロップダウンからロケーションプロファイルを選択します。
      ロケーションプロファイルについて
    • 監視グループと関連付け
      ドロップダウンから監視グループを選択します。
      監視グループについて
  4. Veeamユーザー認証情報
    Site24x7に保存されている認証プロファイルを選択するか、新規に認証情報を追加します。
  5. 設定プロファイルを設定します。
    • タグ
      監視対象を適切に管理するために事前定義したタグを関連付けることができます。
      タグの作成について
  6. アラート設定を設定します。
    • ユーザーアラートグループ
      障害時に通知を送るユーザーグループを選択します。
      ユーザーアラートグループについて
    • オンコールスケジュール
      ドロップダウンからオンコールスケジュールを選択して、障害時やダウン時にシフト時間帯に合わせた通知を行います。
      オンコールスケジュールについて
    • 通知プロファイル
      ドロップダウンから通知プロファイルを選択します。通知プロファイルを使用して、ダウンタイム時に誰に通知するかを設定します。
      通知プロファイルについて
  7. サードパーティ連携
    事前に設定されたサードパーティサービスに関連付けます。これによりアラートを該当のサービスに送信し、インシデント管理を効率的に行います。
    サードパーティ連携について
  8. [保存]をクリックします。

トラブルシューティング

オンプレミスポーラーからVeeam Enterprise Managerへのアクセスを確認するために、以下の手順を参照してください。

Webブラウザーを使用

以下のサンプルのURLを入力して、Veeam Backup Enterprise Manager REST APIのURLに不正なGET HTTPリクエストを送信します。

URL : https://<Enterprise-Manager>:9398/api/

サーバーは以下のようにresponse body内で新規ログオンセッションを開始するためのリンクを提供します。

<Link Href="https://enterprise04.tech.local:9398/api/sessionMngr/?v=latest" Type="LogonSession" Rel="Create"/>


cURLとwgetを使用

不正なリクエストの場合、cURLとwgetに対して"use -k"、"-no-check-certificate"を使用します。
プロキシを使用している場合は、cURLとwgetの設定を追加します。

cURL

curl -k https://<Enterprise-Manager>:9398/api/ -k -> Allow insecure server connections when using SSL

サーバーは以下のようにresponse body内で新規ログオンセッションを開始するためのリンクを提供します。

<Link Href="https://enterprise04.tech.local:9398/api/sessionMngr/?v=latest" Type="LogonSession" Rel="Create"/>

wget

wget --no-check-certificate https://<Enterprise-Manager>:9398/api/ --no-check-certificate -> don't validate the server's certificate

index.htmlファイルまたはwgetによりダウンロードしたファイルを確認します。その後、以下の内容を確認します。

<Link Href="https://enterprise04.tech.local:9398/api/sessionMngr/?v=latest" Type="LogonSession" Rel="Create"/>

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