ヘルプ 管理 監視の追加 APMインサイトのエージェント設定ファイルとバックグラウンドトランザクション

APMインサイトのエージェント設定ファイルとバックグラウンドトランザクション

APMインサイトのエージェント設定ファイル

一部の項目は、クライアントから操作できません。apminsight.confファイルから設定してください。

設定 説明 デフォルト値
application.name
  • Site24x7に表示するアプリケーション名を指定します。
  • 1アプリケーションに複数インスタンスがありそれらをまとめる場合、インストールしたAPMインサイトのエージェント設定ファイルすべてに、同じアプリケーション名を指定してください。
    例:myonlineshopping.com
 
license.key
  • ユーザーごとのAPIキーです。
  • APMインサイトのトップページにログインすると、表示されています。
  • このAPIキーをコピーして、当該パラメーターに利用してください。
  • キーはユーザー固有値です。ほかのユーザーと共有しないようお願いします。
 
behind.proxy 
  • エージェントを導入したアプリケーション サーバーがプロキシネットワーク内にあるかを示します。
  • trueの場合、エージェントからSite24x7にメトリックデータを送出するにあたり、プロキシ用の認証情報を設定する必要があります。
  • behind.proxyをtrueにする場合は、次のキーの値を指定してください。
    proxy.server.host:プロキシサーバーのホスト名
    proxy.server.port:プロキシサーバーのポート
    proxy.auth.username:プロキシサーバーのユーザー名
    proxy.auth.password:プロキシサーバーのパスワード
デフォルト値:
false
agent.server.port
  • アプリケーション サーバーのHTTPリスニングポートを指定します。
  • 同一ホストで複数のアプリケーションサーバーが動作している場合は、インスタンスを分けることが有用です。
    例:8080
 
apdex.threshold
  • Apdex(Application Performance Index)はアプリケーションのパフォーマンスを、0から1で測定します。
  • Apdexの詳細は、公式サイトwww.apdex.orgで確認いただけます。
  • トランザクション応答時間が、apdex.threshold未満であれば、トランザクションは「満足」と判定されます。
  • トランザクション応答時間が4回apdex.thresholdを超えると、判定は「不満」になります。
  • 値がapdex.thresholdに等しいか、「満足」と「不満」の間にある場合は、「許容」です。
デフォルト値:
0.5(秒)
sql.capture.enabled 
  • この項目を有効にすると、実行されたすべてのSQLクエリを聞き取ります。
  • 無効の場合、データベースメトリックの収集は行われません。

デフォルト値:
true

transaction.trace.enabled  
  • この項目を有効にすると、スローなトランザクションのトレースが作成されます。
  • トレースはSite24x7 APMインサイトの[トレース]タブより、確認いただけます。
デフォルト値:
true
transaction.trace.threshold 
  • 応答時間が指定したしきい値を超えた場合、トランザクションのトレースが収集されます。この機能を使うには、transaction.trace.enabledをtrueに設定しておく必要があります。
  • トレースはトランザクションの動作状況を分析、トラブルシュートするのに利用できます。
デフォルト値:
2(秒)
transaction.trace.sql.parametrize 
  • このオプションを有効にすると、スローなトランザクションのトレースにおける、すべてのSQLクエリがパラメーター化されます。この機能を使うには、sql.capture.enabledとtransaction.trace.enabledをtrueに設定しておく必要があります。
  • この項目を無効にした場合は、実際のクエリがパラメーターとあわせて提供されます。
  • クレジットカード番号やパスワードなどのパラメーターを用いるクエリがある場合は、この項目を有効にすることを推奨します。
デフォルト値:
true
transaction.trace.sql.stacktrace.threshold 
  • このオプションを有効にすると、実行したSQLクエリが当該の時間のしきい値を超えた場合に、スタックトレースの収集が行われるようになります。
デフォルト値:
3(秒)
webtransaction.trace.input.params.record
  • このオプションを有効にすると、Webのget、post要求すべてのパラメーターを取得します。
  • 除外するパラメーターがあれば、webtransaction.trace.input.params.ignoreキーを利用してください。
  • 取得したパラメーターは[トレース]タブでトランザクションを選択すると表示されます。
デフォルト値:
false
webtransaction.trace.input.params.ignore
  • パスワード、PIN、その他HTTP要求に含まれる秘密値を除外する場合には、このキーにパラメーター名を指定してください。
  • 項目を複数指定するにはコンマ「,」を使います。このキーの値は大文字、小文字を区別します。
  • 値を指定しない場合は、全パラメーターが記録されます。
デフォルト値:
password, authKey
transaction.skip.listening
  • 追跡にあたり、特定URLパターンのWebトランザクションを除外します。
  • 項目を複数指定するにはコンマ「,」を使います。
    例:transaction.skip.listening=*.jpegとすると、.jpegで終わるトランザクションの追跡をスキップします。
デフォルト値:
*.css、*.js、*.gif、*.jpg、*.jpeg、*.bmp、*.png
transaction.tracking.request.interval
  • 種類を特定したサンプリング設定です。たとえば20を指定すると、APMインサイトは20件に1つのみ同一種類の要求をサンプリングするようになります。例:1番目、21番目、41番目……
  • 要求件数の計上は1分ごとにリセットします。
デフォルト値:
1(要求件数)
include.components
  • デフォルトでAPMインサイトは、トランザクションをStruts、サーブレット、MySQLなどに分類します。
  • カスタム コンポーネント パッケージ名を指定し、下記形式で追加することができます。packagename/.*:Component_Name
  • 指定パッケージ配下のすべてのパッケージとクラスが、指定コンポーネントにグループ化されます。
  • 例:include.components=com/test/custom/.*:CUSTOMとすると、com/test/custom/ 配下のすべてのパッケージとクラスが、CUSTOMコンポーネントのグループになります。
  • 項目を複数指定するにはコンマ「,」を使います。
  • パッケージ名はデフォルトでインストルメントに含まれます。include.packageに別途、指定する必要はありません。
 
apminsight.log.dir 
  • APMインサイトのログが保存されるディレクトリのパスをさします。
  • 区切り記号には、スラッシュ「/」を利用してください。
    例:D:/Tomcat/apminsight
  • ディレクトリのコメントや指定が正しくない場合や、指定ディレクトリの作成ができない場合は、APMインサイトのエージェントがインストールされたディレクトリをデフォルトとします。
 
apminsight.log.level 
  • APMインサイトのエージェントが情報を記録する時のログレベルです。
  • サポート レベルはSEVERE、WARNING、INFO、FINEとなります。
デフォルト値:
INFO(レベル)

バックグラウンド通信の追跡

  • 多くのアプリケーションはバックグラウンドで、Webトランザクション以外にもメンテナンス、スケジュール決定、メッセージング等の作業を行っています。APMインサイトではこれらトランザクションも捕捉し、ダッシュボードの[バックグラウンド]タブに表示します。
  • バックグラウンドトランザクションを追跡するには、background_transaction.confで有効化してください。
設定 説明 デフォルト値
bgtransaction.tracking.enabled
  • このオプションを有効にすると、APMインサイトのエージェントは、バックグラウンドトランザクションの追跡を行います。
  • HTTP以外のあらゆるトランザクションを、バックグラウンド通信と扱います。
デフォルト値:
true
 bgtransaction.trace.enabled
  • このオプションを有効にすると、エージェントはスローなバックグラウンドトランザクションのトレースを収集します。bgtransaction.trace.enabledをtrueに設定する必要があります。
デフォルト値:
true
 bgtransaction.trace.threshold
  • バックグラウンドトランザクションのトレースは、応答時間が指定のしきい値を超えた場合に収集されます。bgtransaction.trace.enabledをtrueに設定する必要があります。
デフォルト値:
5(秒)
 bgtransaction.tracking.request.interval
  • バックグラウンドトランザクションのサンプリング係数
  • 値を1にセットするとエージェントはすべてのトランザクションを追跡します。nにセットすると同種のトランザクションは、n回につき1回追跡します。
デフォルト値:
1(要求件数)