Gearman監視

QueuedおよびRunning tasksなどのパフォーマンスメトリクスを取得し、Gearman jobサーバーにおけるサーバーの遅延や障害を識別します。

関連するJobサーバーの機能にボトルネックが直接影響する可能性があるため、Gearmanクラスターを効率的に監視することは非常に重要です。Gearman監視によって、分散プロセスがどのように通信するかを確認でき、すべての重要メトリクスを直感的な単一ダッシュボードに表示できます。

このページでは、Gearmandサーバーのパフォーマンス、可用性、使用統計を詳細に可視化するための、Site24x7 Gearmandサーバープラグインと監視メトリクスを設定する方法について説明します。

Gearmanサーバー監視メトリクス:

Site24x7プラグインは、洞察に富んだ視覚化とタイムリーなアラートを提供し、Gearman jobサーバー(Gearmandとも呼ばれる)の断続的な機能を確実にします。

サポートしているメトリクスは以下の通りです:

Number of running jobs

「running」メトリクスは、現在実行中のjob数を表示します。

Number of queued jobs

「queued」メトリクスは、キューで完了待機中のjob数を表示します。

Response time

jobサーバーが適切なワーカーを見つけると、ワーカーはクライアントからのリクエストを実行し、jobサーバーを通してクライアントレスポンスを送ります。「response_time」メトリクスは、この処理にかかる時間を表示します。

Number of unique tasks

「unique_tasks」メトリクスは、Gearmanサーバーに登録されている同一機能の合計数を表示します。

gearman metric

Number of workers

「workers」メトリクスは、jobを実行できるワーカーの最大数を表示します。

手順

  • Site24x7アカウントへログインします。アカウントをお持ちでない場合は、こちら からサインアップへお進みください。
  • Site24x7 Linuxエージェント または Windowsエージェント の最新バージョンをダウンロードおよびインストールします。
  • Gearmanプラグイン拡張機能をインストールします。
  • エージェントはGearmanプラグインを実行し、Site24x7サーバーにデータをプッシュします。

前提条件:

  • Site24x7 Gearmanプラグインでは、Pythonの[Gearman]パッケージを使用して、メトリクスを収集します。
    sudo pip install gearman
    または
    sudo easy_install gearman

Gearmanプラグインのインストール:

Linuxの場合:

  • Site24x7 Linuxエージェントのプラグインディレクトリー[/opt/site24x7/monagent/plugins/]で、ディレクトリー[gearmanmon]を作成します。
    sudo mkdir gearmanmon
  • GitHubリポジトリーからgearmanmon.py をダウンロードし、ディレクトリー[gearmanmon]に配置します。
    sudo wget https://raw.githubusercontent.com/site24x7/plugins/master/gearmanmon/gearmanmon.py
  • プラグインスクリプトで指定されるデフォルトのpythonパスは、[#!/usr/bin/python]です。代替えのpythonパスを作成する場合は、shebang(シバン)文字[#!]が前に付いた既存パスに置き換えます。
  • ホストおよびポートの値を変更し、設定と一致させます。
  • サーバーエージェントは、Site24x7 Webクライアントの[プラグイン]タブで、Gearmanパフォーマンスの統計をリポートします。Site24x7 Webクライアントにプラグインが表示されない場合は、エージェントを再起動してください。
    sudo /etc/init.d/site24x7monagent restart

Windowsの場合:

  • Site24x7 Windows エージェントプラグインディレクトリー[C:\Program Files\Site24x7\WinAgent\monitoring\Plugins\]で、[gearmanmon]という名前のディレクトリーを作成します。 
  • GitHubリポジトリーからgearmanmon.py をダウンロードし、ディレクトリー[gearmanmon]に配置します。
  • gearmanmon.ps1 をダウンロードし、ディレクトリー[gearmanmon]に配置します。
  • $python="C:\Python27\python.exe"の既存pythonパスを[gearmanmon.ps1]ファイルのパスに置き換えます。
  • Site24x7 Windowsエージェントは、Site24x7 Webクライアントの[プラグイン]タブでGearmanサーバーのパフォーマンス統計をリポートします。

メトリクスを追加で監視:

  • メトリクスを追加で監視するには、[gearmanmon.py]ファイルを編集し、監視が必要なメトリクスを新しく追加します。
  • 新しく追加したメトリクスを表示するには、変更を行ったファイルのプラグインバージョン値をインクリメントします(例: デフォルトのプラグインバージョンをPLUGIN_VERSION = 「1」から PLUGIN_VERSION = 「2」に変更)。

関連プラグイン:

  • Redisプラグイン - Redisデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
  • MongoDBプラグイン - MongoDBデータベースのパフォーマンスメトリクスを監視します。
  • Memcachedプラグイン - Memcachedサーバーのパフォーマンスを分析します。
  • Nagiosプラグイン - Site24x7ではNagiosサーバーを実行する必要なしに、何千ものNagiosプラグインを実行することができます。
  • Out-of-the-boxプラグイン - 豊富な連携リストでアプリケーション全体を監視します。
  • カスタムプラグインの作成 - カスタム Linux および Windows プラグインを作成し、カスタム属性を監視します。