AWS Secrets Manager連携

AWS Sercrets Managerは、シークレットを安全に保存し、重要なデータへの未認可なアクセスを削減できるサービスです。
Site24x7との連携により、安全性と効率の向上、コンプライアンスの最適化を行います。

目次

ユースケース

シークレットの変更やローテーションがあった場合に、Site24x7がその更新についてのアラートを発生させます。これにより、未認可の変更やデータの特定を行えます。

AWS Sercrets Manager連携の利点

AWS Secrets Manager連携には次の利点があります。

  • シークレットのローテーションを追跡し、データを保護します。
  • IT自動化をスケジュールして、シークレットを自動でローテーションします。
  • AWSアカウントのシークレット数をリージョンレベルで監視します。

設定

権限

AWS Secrets Manager監視には次の権限が必要です。

  • "secretsmanager:DescribeSecret"
  • "secretsmanager:ListSecrets"
  • "secretsmanager:GetResourcePolicy"

ポーリング頻度

  • Site24x7は、AWSサービスレベルのAPIを使用して、設定しているポーリング頻度(1分から1日)に基づいて、AWS Sercret Managerのメトリックを収集します。
  • リージョンレベルのメトリックは、Amazon CloudWatchおよびAWSサービスレベルのAPIを用いて、ポーリング(1分から1日)を行い収集します。

サポートしているメトリック

メトリック名 説明 統計 単位
変更されたシークレット シークレットの変更が発生すると、グラフの値が更新されます。 平均
ローテーションされたシークレット シークレットローテーションが発生すると、グラフの値が更新されます。 平均

リージョンレベルでサポートしているメトリック

メトリック名 説明 統計 単位
リソース数 削除にマークされているシークレットを含めたアカウントのシークレット数です。 最大
シークレットローテーション要求数 シークレットローテーションの要求発生数です。 合計

しきい値設定

しきい値の設定方法は次のとおりです。

  1. Site24x7にログインし、[管理]→[設定プロファイル]→[しきい値と可用性]をクリックします。
  2. [しきい値プロファイルの追加]をクリックします。
  3. 監視タイプドロップダウンから[AWS Secrets Manager]を選択し、プロファイル名と説明を入力します。
  4. しきい値設定項目にサポートしているメトリックが表示されます。すべてのメトリックに対してしきい値設定を行えます。

ライセンス

  • AWS Secrets Manager監視の場合、5監視で1ベーシック監視消費します。
  • リージョンレベルのAWS Secrets Manager監視の場合、1監視で1ベーシック監視ライセンスを消費します。

自動化

自動化を追加して、シークレットのローテーションを自動化できます。[管理]右[IT自動化テンプレート][自動化テンプレートの追加]に移動してください。
自動化を追加すると、それらをスケジュールして実行できます。

AWS Secrets Managerの表示

Site24x7にログインし、[Cloud]→[AWS]→[AWS Secret Manager]に移動します。

リージョンレベルのAWS Secrets Manager監視では、リージョンレベルでのAWSアカウントのシークレット更新を追跡できます。

AWS Secrets Managerデータ

AWS Sercrets Managerのデータは、次のタブで分けられ表示されます。

サマリー

[サマリー]タブでは、シークレット統計、更新、ダウン/トラブル履歴といったシークレットデータの概要を表示します。

監視リソース

[監視リソース]タブでは、Site24x7で監視している全リソースを表示します。

設定

[設定]タブではSecret Manager ARN、Secret Manager名、管理キーIDを表示します。このタブで、ローテーション設定データも表示できます。

障害

[障害]タブでは、ダウン/トラブル履歴を表示します。そこには、障害の開始時間と終了時間、期間、コメントが記載されます。
障害を追加するには、[障害の追加]をクリックし、[開始時間]、[終了時間]、[説明]を入力します。その後、[保存]をクリックして障害情報を保存します。
CSV、PDF、メール形式で障害情報を共有することもできます。障害データを共有するには、[共有]をクリックしてください。

インベントリー

[インベントリー]タブでは、Secret Manager名、リージョン、監視ライセンス分類、チェック頻度といった情報が表示されます。
メモ項目を使用して、監視のメモを追加できます。

ログレポート

[ログレポート]タブでは、収集時間、ステータス、変更されたシークレット、ローテーションされたシークレットの情報が、時間、ローケーション、可用性に基づいて表示されます。
[CSV]ダウンロードをクリックして、CSV形式でログレポートを取得できます。